
声優もダンススキルが必要?歌以外に伸ばすべき能力とは
現在は、インターネットやテレビなどでアニメを見ない日はありません。アニメキャラクターの声を担当している声優の中には、ダンスが踊れる人がいます。声優とダンスの関連性はあるのでしょうか。また、ダンススキルは声優を目指すうえで必要なのでしょうか。それらについて見ていきましょう。
活躍の幅とともに求められるスキルも広がっている
活躍する場所が変化しました。それに伴い求められているスキルも変化しています。
イベントでダンスをする機会が増えた
最近は、インターネットでアニメが配信されたり、深夜枠でアニメが放送されたりしているので、アニメ作品のイベントに声優が参加する機会が増えました。アニメ作品のイベントは、トークショーのような落ち着いた雰囲気ではなく、テーマソングに合わせて踊ることが珍しくありません。声優はスタンドマイクに声を吹き込むだけの仕事ではなくなってきました。
ダンスが必須のスキルになりつつある
アニメ作品が増加するに伴い、アニメ作品の声を担当する声優が増えます。しかし、声優の卵たちは全国にたくさんいて、ますます競争率が激化しています。需要がある仕事に就きたいと思う人がいる一方で、デビューできる人はわずかです。
さらに、継続的に声優の仕事が舞い込んでくる人は限られています。そのため、声優として声という能力では甲乙つけられないときに、ダンススキルが高ければ仕事を受注してもらえる可能性が高まります。アニメ作品で踊れない声優よりも、踊れる声優のほうがファンに喜ばれるので、ダンスが必須のスキルになりつつあるのです。
踊れる声優が人気?ダンススキルで可能性も広げよう
仕事の幅を広げるために、ダンススキルを身につけるとよいでしょう。ほかの声優と差別化を図れます。
アニメ作品のイベントで声優がステージに登場することがある
アニメ作品でステージに声優が上がったときに、声優としてではなく、どちらかといえばアニメキャラクターとしてファンは声優を認識します。中には完全にアニメキャラクターと同一視しているファンもいるでしょう。ステージに上がってダンスするときにダンスが下手だと、ファンはがっかりしてしまいます。リズム感や動きのキレがよいダンスを提供するのも声優の仕事になってきました。
踊れる声優は作品のイメージアップ効果がある
さらに、ダンスが踊れる声優は重宝されます。その理由は、作品のイメージアップ効果があるからです。ファンだった人はもっとファンになります。これからファンになる人も出てくるでしょう。そうなることで経済効果も見込めるので、ダンスが踊れる声優は、次の仕事も受注しやすいといえるでしょう。
養成所でダンスは学べるの?
授業のなかでダンスはあります。ダンスが苦手で上手に踊れない人も楽しみながら踊ってみましょう。
養成所でダンスの授業はある
ダンスの授業はあります。ダンススキルが向上するだけではなく、リズム感や表現力も養えるので、苦手意識を持たずに楽しんで取り組みましょう。
ダンスが苦手であることをあまり悩む必要はない
ただし、あくまで声優の仕事は声を提供することです。ステージに上がってダンスを踊ることではありません。ダンスがメインになってしまい、本質の声の仕事を疎かにしても仕事は受注できないでしょう。あくまで声優として声のレベルが高い状態にあり、付加価値としてダンスが踊れると評価が上がるという感覚で覚えておきましょう。つまり、声がよくないとスタートラインにも立てないのです。そのため、ダンスが苦手でも声で能力をカバーできるように取り組んでいきましょう。
まとめ
声優にとってダンススキルは必須ではありませんが、時代の流れとともに必須になりつつあります。ダンスができないよりはできたほうがよいということです。しかし、あくまで声優の仕事は声です。肝心の声のレベルが高くないと声優としての仕事を受注できません。ダンスが苦手な人は養成所でダンスの授業があるので、まずは楽しみながら取り組んでみましょう。