
めざせ上級クラス!大阪の声優養成所の一般クラスと上級クラスの違い
声優という職業は今や、アイドルと同等の人気を誇っているほどです。この声優になるには、まず声優養成所に通ってしっかりと基礎知識とスキルを身に付けないといけません。声優養成所はクラス分けがなされているのが一般的ですが、ここでは大阪にある声優養成所の例を参考にしながら一般クラスと上級クラスの違いについて、詳しく見ていきます。
大阪の声優養成所の主な特徴と練習生の平均年齢について
大阪にある声優養成所は東京よりも多く、全国各地から大阪の養成所に在籍して学びたいという方が詰めかけるほどです。大阪に数多くの声優養成所がある理由として挙げられるのは、声優という職業の発祥地だからです。1912年に大阪市中央区にある公共放送局で誕生した職業であり、声優の聖地として存在していることから周辺にたくさんの養成所ができたといえるでしょう。
大阪の場合、各養成所で卒業というゴールを設けていないのが特徴です。一般的な俳優養成所等では2年ないし3年の在籍期間後は卒業しなくてはいけませんが、大阪ならデビューが決まるまでの間はずっと在籍して学び続けられます。
声優養成所の練習生の年齢を見てみると20~30代前半が目立っていますが、40代以上の方々も学ばれています。また、入所時に年齢制限を設けておらず、小学生からでも入所して声優を目指せる養成所です。
声優養成所ではどのようなことを教えてくれるの?
大阪に限らず、声優養成所では声優として活動するための基礎知識と技量を身に付けるカリキュラムを用意されています。そのカリキュラムとは「ボイストレーニング」「エチュード」「朗読」などが一般的で、これらを繰り返し行って実力を高めるというわけです。ボイストレーニングは、練習生時代はもちろんのこと、デビュー後も欠かすことができない訓練です。
一字一句ハッキリと発音して、腹式呼吸をしながら大きな声を出せるようにします。エチュードというのは即興劇のことであり、いわゆる演技講座です。声優は自身の声で演技をしますが、このエチュードでは身体を動かして舞台役者のように演じることになります。
俳優養成所でもなされている講義で、声と身体の演技力を鍛えられます。「朗読」は声優養成所ならではのカリキュラムといえるでしょう。随筆や詩の背景と書かれている言葉をしっかりと理解して、その内容に見合った声とスピードで読む訓練をします。これらは専属講師が指導するので、一つずつしっかりとスキルを高められることでしょう。
上級クラスと一般の違いはなに?
大阪の声優養成所には卒業というゴールがないことから、何年も前から在籍している上級生がいます。入所したての一般生は上級クラスに入ることはできず、最初に基礎学習を行わないといけません。では上級クラスではどのようなカリキュラムがなされているのかというと、実際に大阪のとある声優養成所の講義を参考にしたところ「アフレコ実習」「オーディション」というものが用意されていました。
アフレコ実習とはアニメや映画を見ながら実際に声当てをするものであり、いつでもお仕事に参加できる準備を整えていることがわかります。オーディションとは文字通り、作品に出演するためのキャストを募っているもので、養成所ごとに映像制作会社は必要な人材を求める通達を出されるのが一般的です。
これは一般クラスでは行われず、しっかりと声優としての実力を身に付けている上級クラスのみを対象としているのがポイントです。最初は誰でも一般クラスからスタートするので、ゆっくりとレベルアップしていくことを心掛けましょう。
声優になるには長い年月を掛けて基礎学習をしながらスキルを身に付ける必要があります。努力をすれば上級クラスの力を身に付けてデビューへの道も切り開かれるので、日々精進あるのみです。