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声優志望の人のための喉のケア方法

公開日:2020/07/01  最終更新日:2020/07/14

現在の声優は吹替だけでなく、舞台やテレビ出演など多岐にわたって活躍できる職業になっています。そんな声優になるのであれば、やはり気を付けたいのが「喉の状態」です。そこで声優を目指すのであれば、プロも実践している喉のケア方法を紹介します。

乾燥させないために常に湿らせておこう

声優を含む演技者を目指すのであれば、喉の乾燥は防いでほしいところです。言葉を話すときにはどうしても口を開けて話さないといけないので、乾いた空気が口に入ると水分が蒸発します。

乾いた状態で無理に話すと滑らかに言葉が出なくなるだけでなく、発声の振動でだんだん喉の表面が荒れて炎症を起こすのです。炎症を起こすと本来の地声が出なくなるだけでなく、痛みで声を出すのが難しくなります。この状態にならないためにも、演技者は喉の乾燥と隣り合わせの生活と考えて常にケアをする手段を用意しておきます。

一番簡単な方法は、1時間から2時間を目安に飲料水を飲むことです。そのときに真水でもよいのですが、できることなら夏の間でも温かい飲料を飲むと、温かい飲料から発せられる蒸気が表面を濡らしてくれるのでよいです。

その際にケアに良い飲料としては、スポーツ飲料と緑茶です。スポーツ飲料の中には、粘膜になりやすい糖質だけでなく疲労回復を目的にクエン酸が含まれています。クエン酸は代謝を促進する効果があり、炎症を起こした部分を修復してくれるのです。

そして緑茶に含まれているカテキンは、喉に引っ付いた雑菌を倒してくれる殺菌効果があるだけでなく、これも炎症を修復してくれる抗炎症効果があります。

帰宅後は食事でケアすることが大事

演技者にとって大事な喉をケアするのに飲料を飲むこと以外において、プロになるという自覚があるなら毎日の食生活にも気を付けたいです。例えばトウガラシなどの刺激物を食べる際には風味付け程度で少量であればよいですが、あまり食べすぎると喉に負担がかかるのでやめておいたほうが無難です。

そして、積極的にとるべき食品としては、はちみつと大根そして柑橘類です。これらの食品には酵素が入っており、強い殺菌効果があるので風邪予防に効果があります。蜂蜜の場合は粘度があるので、単体で舐めるだけも喉を保護してくれるのです。大根の場合は加熱して食べることが多いですが、その場合含まれている酵素が加熱で半減してしまうため大根おろしもしくはナマスのように砂糖やお酢で味付けして生で食べます。

柑橘類はスポーツ飲料のときにも言いましたが、食べたときに酸味の正体クエン酸が含まれています。クエン酸の場合は加熱しても大丈夫ですが、酵素に限っては加熱すると半減するのでやはり生で食べるのが良いです。

ただ仕事をしている最中に注意してほしいのが、牛乳などの乳製品とチョコレートです。どちらも粘度があるので保護してくれるものですが、その粘度が強すぎるため発声する際に邪魔になります。そのため休日に自宅で食べる分にはよいですが、仕事をしている最中は摂取しないほうが良いです。

大声及び長時間演技した後はマスクをつけて休ませる

声優は声で演技をする職業なので、役をもらって演技をする場合は大声や長時間の朗読を余儀なくされます。大声や長時間の朗読は喉への負担が大きいので、少しでもその状態になったときにはすぐに喉を休ませてあげることが大事です。

そのためには、季節を問わずにマスクを着用します。マスクを着用すると、口の中の蒸気が外に逃げずに口の中に戻ってきます。その状態で、最低でも1時間以上は言葉を発することをせずに沈黙を保ちます。このように大声や長時間の朗読をした後に休ませることで、過度なダメージを回復させます。

 

現在の声優は舞台やテレビ出演など活躍の場は多岐にわたりますが、やはり基本は吹替による演技が中心です。そのため声の調子を整えておくことは、プロとして大事なマナーなので紹介したケアの方法を常に実践する覚悟がいります。

そのうえで絶対に避けてほしいのが、成人になったからと言ってお酒の飲みすぎや喫煙はご法度です。大量の飲酒や喫煙は大人の低い声を出すのに役に立つと言われていましたが、長い間活躍を考えると体全体に致命的なダメージを与えるものなのでプロを目指すのであれば避けることが大事です。

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