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声優事務所における“所属”と“預かり”の違いについて解説!

公開日:2022/06/15  最終更新日:2022/07/05


声優になって活躍したいと考えている場合、養成所や専門学校に通い、その後声優事務所に所属するのが基本の流れとなります。ただし、声優事務所に入る際“所属”と“預かり”の2つの入所方法があるのを知らない方も多いでしょう。そこで本記事では、声優事務所における所属と預かりの違いを解説します。

そもそも声優事務所とは?

近年では、アニメが大ヒットしたのをきっかけに声優にも注目が集まり、テレビや雑誌、CMなどにタレントのようなポジションで出演するケースも増えているでしょう。アニメキャラそのものだけでなく、声優にもスポットが当たるようになりつつある昨今では、声優志望者も増加傾向にあるのです。

一般的な声優デビューのルートとしては、養成所や専門学校に通った後、声優事務所に所属する方法です。通常、アニメキャラクターの声優募集のオーディションは、事務所に対して募集がかかります。そのため、事務所に所属していなければ、実力があってもオーディションにすら出られなくなるのです。すでに声優として有名な場合は個人に対して声がかかるかもしれませんが、何の実績もない場合は声優事務所に所属するのが基本といえます。

なお、事務所に所属すると、オーディションを受ける機会を得られることのほか、声優として活躍できるよう事務所がサポートしてくれたり、声優以外の仕事も紹介してくれたりするのも魅力でしょう。オーディションに落ちた場合、心身のケアをしてくれるところもあります。

また、声優事務所に入る前に知っておくべきポイントとして、個人事業主として入るというのを知ってきましょう。一般的な会社に入る場合、正社員や契約社員という形で雇用契約を結びますが、声優事務所に入る場合、声優は個人事業主という立ち位置になります。そのため、正社員のような固定報酬ではなく、成果報酬が基本となります。仕事があればその分だけ収入が増える反面、仕事がなければ報酬はありません。さらに、仕事で得た報酬に対し20~30%は事務所の取り分、残った金額から税金や社会保険料を引いた額が手元に入る仕組みです。

声優事務所における“所属”と“預かり”の違い

声優事務所に入る際、所属と預かりの違いを知っておかなければなりません。まず預かりは言葉からもイメージできるように、所属になる一歩前の状態を指します。預かりになっている期間中に実績を積み、事務所が実施するオーディションに通過できれば正式に所属という扱いになります。

なお、事務所によってはオーディションを行わず、実績のみで判断するところもあるのです。預かりから所属に移行するのは決して簡単ではなく、多くの声優志望者が壁を超えられずに夢を諦めてしまいます。実際に、声優志望者が30万人、そのうち所属扱いになるのは1万人ほどです。

さらに、声優の仕事だけで生活できるのは、たった300人ほどしかいません。数値だけを見てもかなり厳しい世界なのが分かるでしょう。所属になれれば、正式に声優を名乗ることができ、事務所のサポートを受けながら活躍の場を広げていく流れになります。ただ所属になったからといって、仕事が舞い込んでくるわけではありません。日々努力を重ね、コツコツ小さな実績を積み上げて大きな仕事を勝ち取れるのです。

声優事務所における大手と中小の違い

一口に声優事務所といっても、大手と中小の事務所に大別できます。事務所の規模によって特徴が異なるため、自分が活躍しやすい環境を検討しましょう。

まず大手事務所の場合、保有している仕事の数が多く、有名俳優が多数在籍しているのがメリットといえます。信頼と実績があるため、人気アニメの声優募集などの仕事も多数あるでしょう。また、有名な声優を育成したノウハウを持っているため、充実したバックアップを受けられるのも魅力です。

ただし、大手事務所の場合、事務所内だけでも多くのライバルがいます。多くの仕事があったとしても、ライバルと仕事の取り合いになることも珍しくないのです。大手事務所に所属する場合は、事務所内での競争に勝ち残らなければならない大変さがあるといえます。

一方、中小の事務所の場合、ライバルが少なく、一人ひとりの実力を適正に判断してもらえるのがポイントです。事務所が獲得してきた仕事を勝ち取りやすく、実力さえあれば仕事を得やすいでしょう。ただし、事務所の力が弱い場合、紹介できる仕事が少ない場合があります。さらに、大手と比較すると倒産リスクが高いのもデメリットでしょう。

 

声優を目指す場合、まずは声優事務所に所属するのがおすすめです。ただ、事務所に入れたとしても、声優業だけで生活できるのはほんの一握りであり、常に努力をし続けなければなりません。また、事務所では主に所属と預かりという2つの立ち位置が存在します。預かりの状態から所属に移行できるかどうかは、事務所が開催するオーディションに合格する、実績を積むといった選択肢があります。所属形態の違いを知り、声優として活躍するための努力を続けましょう。

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