声優を目指すなら英語を話せたほうがよい？必要な語学力とは

声優はその名のとおり、声を商売道具にする仕事です。自分の発する言葉の力は非常に大きいため、さまざまな手法や言語を用いる必要があります。そこで気になるのは語学力です。とくに英語は、世界的で広く使われているうえ、話せたほうがよいのかと疑問に感じるのではないでしょうか。そこで今回は、英語を含めた語学力の必要性を解説します。

声優になりたいなら英語を話せたほうがよい

そもそも声優は、言葉のプロです。声優である以上は、正しい発音と聞き取りやすさを追求する必要があります。もちろん、日本語に関するトレーニングや検定などを受けて日本語のスペシャリストを目指すのもよいでしょう。しかし、語学力を身につけるためには、日本語以外も大切です。とくに英語は、世界で広く使われている公用語のため、話せる状態にして損することはありません。

アニメで英語を話すキャラクターや場面もある

声優の仕事は、必ずしも日本語のみとは限りません。基本的には日本語だったとしても、任される役やキャラクターしだいでは、ほかの国の言葉を使うこともあるでしょう。とくに英語は使用頻度の高い言葉です。アニメの中でさまざまな国のキャラクターが混在している場合などは、英語が得意な声優を探すケースもあるでしょう。

ビジネスでも英語は多用している

ビジネス分野は、英語が頻繁に使われます。なぜなら、各国のビジネスはグローバル化しており、さまざまな国との取引を避けられる状態ではないからです。そもそも英語は、多くの国で公用語としても用いられているため、どの国の方でも英語なら通じるというイメージがあります。もし、声優として出演する作品に海外の方と会話する場面がある場合は英語力が求められるでしょう。

ほかの分野も英語が使われる

たとえば、医療や研究分野は英語を多用します。医療や研究が関わってくる作品の場合は、英語による専門用語などもセリフに盛り込まれるでしょう。もちろん、使用頻度の高い英語なら知っているかもしれません。しかし、英語を勉強している方は発音が違います。作品内で英語を話すときは、高い英語力を求められるかもしれません。

英語をはじめとした外国語を話せる現役声優は多い

現役声優の中には、外国語を普通に話せる声優も増えています。なぜ、増えているのかというと外国語の需要が高まっているからです。たとえば英語を使う作品の場合は、違和感のない英語力を持つ方が適任です。もちろん、英語が苦手という設定のキャラクターなら問題ありませんが、アメリカ人やイギリス人といった設定のときは日本人と思えないような英語力が必要になるでしょう。そのため、現役声優の中でも英語や中国語、そしてドイツ語などが堪能な声優が多くなっているのです。

必要な語学とは

需要が高いのは英語です。しかし、近年は中国語、ドイツ語、韓国語などさまざまな語学が求められます。毎回、すべての語学力が求められるわけではありませんが、いくつもの語学に堪能であれば、仕事の依頼が増える可能性は高まります。たとえば、一般的には作品に英語が必要ならもともと英語を日常的に話す方に頼めばよいのではと考えます。

しかし、制作スタッフが日本人だった場合はどうでしょうか。日本語が分からない方なら、制作中の打ち合わせを含め日常のコミュニケーションに支障をきたす恐れもあるでしょう。制作側が日本人なら、コミュニケーションが取りやすい日本人の声優に頼みたいと思うのは自然な考え方です。

まとめ

声優が活躍する場は、映画、アニメ、ライブとどんどん増えています。また、声優の中には、俳優として活躍する忙しい方もいるでしょう。しかし、このような声優は総合力が求められていることを忘れてはいけません。そのひとつが語学力です。近年、アニメなどは国内だけでなく海外でも放映されるようになりました。どのような仕事でも受けられる声優になりたいと考えている方は、英語をはじめとした必要な語学力を身につけておきましょう。