
声優養成所の入所面接の傾向と対策について詳しく解説!
声優養成所は大阪や東京に集まっていますが、入所面接では養成所に行くことになります。面接はどのような場面でも緊張するもの。とくに、声優養成所の入所面接では何を訪ねられるのか不安になるでしょう。ここでは一般的に行われている入所面接の内容や、どのようなところをチェックされているのかをご紹介します。
声優養成所の入所面接の内容
声優養成所の入所面接は“あなたが声優を目指して成長、活動できるか”をチェックするためのもの。声優養成所にはそれぞれ個性があり、求められる人材は異なります。しかし求められる基礎は同じ。ここでは一般的な入所面接の内容を紹介します。
■質疑応答
面接官とあなたと質疑応答があります。面接官が訪ねる質問にはシンプルに、正直に回答しましょう。たとえば、憧れの声優がほかの養成所所属の方であっても、遠慮せずに正直に話すのが吉です。
■志望動機
志望動機は必ず問われるので、なぜ声優を目指すのか言語化させておきましょう。単なる憧れだけではよいアピールにつながりにくい傾向が。事前にノートなどに志望動機を書き出して、志望動機を具体化させましょう。
■台本を読む
その場で台本を渡され、読む試験があります。声優志望者なら自己流で発声練習などは続けているはず。焦らず、いつも通りに表現しましょう。声優養成所に通う前から、自主的にできる練習は続けることが必要です。
声優養成所の入所面接で見られているポイント
入所面接で、面接官はあなたのどこを見ているのでしょうか。
■あなたの心意気、本心を知りたい
声優を目指すのは大変な道のりで、チャンスは限られています。その少ないチャンスを掴んで成長できる人材を声優養成所は求めています。養成所では技術を磨き、人脈を作ることはできますが、チャンスを掴めるかどうかはあなた次第。そのためにもあなたの心意気を知りたいと思う傾向があります。
■自分たちと共に活動できるか
声優養成所は多くの人が通う場所で、ひとつの社会です。自分たちとともに活動できるか、相性を見られることもあります。実力があっても養成所の方針に合わない人材を採用しても、互いが不幸になるだけ。そのため選考から落ちてもあなたの努力不足ではなく、養成所と相性が悪いだけかもしれません。
声優養成所の入所面接を受ける前に準備するべきこと
入所面接を受ける前に、ある程度準備をしておくことがあります。入所費用などの金銭と、志望動機を言語化させることです。
■声優になりたい思いを、改めてハッキリさせる
声優への強い憧れがなければ、養成所の門を叩くことはないでしょう。しかし情熱だけでは続けるのは難しいのです。その情熱が何かを言語化させて説明できるようにしましょう。
■コミュニケーション能力
過度な陽キャラになる必要はありませんが、ある程度のコミュニケーション能力は欠かせません。きちんと挨拶する、何かを伝えたいときははっきり伝える、約束の時間に集合する、など社会人としての基本は怠らないようにしましょう。
■媚びるのはNG
先輩や先生に媚びてチャンスを貰おうとするのはNG。好かれる努力は大事ですが、媚びなくても実力があればチャンスは巡ります。媚びたところで先輩や先生は決してよい顔をしないでしょう。きちんと腕を磨いて、チャンスが巡ったときに最高のパフォーマンスができるように努力しましょう。
声優養成所だからといって、面接で特別に難しいことをするわけではありません。台本を読むなど実技試験もありますが、基本はあなたの人となりを見て判断する場所です。過度に緊張せずに、正直に分かりやすい表現で質問に答えましょう。台本を読むのが下手でも、養成所に入ってから訓練をするので何の問題もありません。あなたの思いをしっかりと面接官に見せてください。