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両声類の声優になるには?練習方法や両声類の声を出すコツをご紹介!

公開日:2023/01/15  最終更新日:2023/01/10


男性が女性の声を演じたり、女性が男性の声を演じたりする両声類のテクニックを習得できれば、演技の幅が広がり、大きな武器となるでしょう。しかし、声優を目指し始めたばかりの人は「自分の声では両声類になるのは難しい」と自信がもてないかもしれません。実は、両声類のテクニックはトレーニング次第で身に付けることができるのです。

そもそも両声類(りょうせいるい)とは

両声類とは、男性が女性の声を出したり、反対に女性が男性の声を出したりと、両方の性別の声が出せるテクニックのことをいいます。もともとは動画配信サイトで違う性別の音域で歌う歌い手を指す言葉でしたが、声優の中にも違う性別を演じる人がいることから両声類という言葉が使われるようになりました。1人で女性のキャラクターと男性のキャラクターを演じわけられれば、幅広い役柄を演じられて、声優としてのキャリアアップにつながるでしょう。

両声類になるための練習方法

両声類になるためには、生まれつきの声質や特別な才能が必要なのではないかと思っていませんか?実は、自宅でトレーニングを積み重ねることによって、両声類になれる素質は誰にでもあるのです。ここでは、両声類になるための練習方法をご紹介します。

男性が女声を出す練習方法

・メラニー法

メラニー法は、喉仏の下部だけを使って発声する方法です。喉仏と首の付け根を抑えながら、地声のまま高音を出す練習をしましょう。このとき、喉仏をあまり動かさないのがポイントです。

・濁り抽出法

文字にすると「ヴー」のように、まずは喉の奥を響かせてうなるような発声をしましょう。次に「ヴ」から「ウ」へと濁点を取り除き、喉の奥で女声へと変換させてください。

・ささやき法

まず、内緒話をするようなひそひそ声で話します。ポイントは、多めに息を吐きながら喋ることです。次に、次第に声量を増やしながら音程をあげましょう。音程を高くしたり低くしたりしながら、理想の女声に近づいたらその音程をキープします。音程を保ったまま、会話できるレベルになるまで練習しましょう。

女性が男声を出す練習方法

女性が男声を出すためには、低音を安定して響かせる練習が必要です。まず、鎖骨のあたりをおさえながら高音と低音を出してみてください。低音の方が、鎖骨が振動するのが分かるのではないでしょうか。男声を出すためには、女声の時よりも喉の下の方から声を出すイメージで、鎖骨や胸あたりが大きく振動する感覚をつかむことが大切です。また、音は高音よりも低音の方が遠くまで響かせられるという性質があります。そのため、遠くにいる人に届けるようなイメージで発声すると、低音をより綺麗に響かせられるでしょう。

両声類の声を出すコツ

両声類の声を出すときに意識すべきなのが、正しい姿勢、のどを開く、腹式呼吸の3つです。この基本的な3つを守ることで、喉に大きな負担をかけることなく両声類になるための練習ができます。

正しい姿勢

ピンと背筋をまっすぐにした正しい姿勢をキープできると、余計なところに力が入らず、リラックスした状態で、発声のときに使いたい腹筋や背筋に力が入りやすくなります。

のどを開く

のどを開くという状態をイメージしにくい場合は、あくびをした時のことを思い浮かべるとよいでしょう。のどが開くことでお腹から声が出やすくなります。大きな声も出しやすくなるので、喉に負担をかけず発声練習できます。

腹式呼吸

芝居をするうえでの基本となるので、腹式呼吸はぜひマスターしておいた方がよいでしょう。まず、長く息を吐いて肺の中の空気を出し切ります。その後、鼻から息を大きく吸い込みます。この動作を繰り返し練習していくうちに、腹式呼吸が身に付くでしょう。

まとめ

両声類は、正しくトレーニングすれば誰でも身につけられます。ただ、普段は使わない声を出すので、すぐに身につけられるというわけではありません。気長に発声練習をして自分だけの両声類の声を手に入れましょう。そして、何事にも基礎は大切です。決して自己流では練習しないでください。基本的な発声練習を積み重ねることで、喉の負担を軽減させつつ両声類の練習ができるでしょう。その際、声優の専門学校や養成所に通えば、効率よく正しい発声の仕方が学べます。

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